--手根管圧迫症候群について--

私がこの怪我について知ったのは1999年の6月でした。
NHKラジオ放送の「やさしいビジネス英会話」の講師の
杉田さんが「carpal tunnel syndrome」という英単語を
「手根管圧迫症候群」と訳されました。

NHK放送出版

この怪我というのは、キーボードをたたいているうちに
手首の腱が、繰り返し手首を曲げたり伸ばしたりするこ
とで、損傷する怪我です。

職場や家庭でコンピューター向かいキーボードを打ち続
けるうちに、手首の腱に負担がかかって腱が腫れて神経
を圧迫し、痛みが生じる怪我です。

治療方法は、一時的な手首固定器具を使用して手首の可
動領域を減らし、安静状態を保つこと。
炎症を和らげるために湿布薬やvitamin B6剤などを投与
するなどの方法があるが、予防が一番と考えます。

予防はモニターとキーボードに対する正しい姿勢が重要
です。

--正しい姿勢について--

ご使用されているパソコンなどのマニュアルなどを一度
ご覧になるとよいのですが、ここではポイントのみを簡
単にお伝えします。
下記の図をご覧ください。

チェックポイント

     
  1. モニターに正対しましょう
  2. モニターに対する目線がやや下向き
  3. 首が凝らないか
  4. 肩が凝らないか
  5. 背筋がまっすぐしているか
  6. ひじから先が水平か  
  7. 手首が折れ曲がっていないか
これらを一度点検してみましょう。

--休憩も重要です。--

パソコンなどのモニターは意外に疲れやすいものです。
1時間や2時間おきに、目を休ませることは、視力の
回復や肩こり防止に役立ちます。